タレントの「おのののか」が経験者だったことで注目を集めているアルバイト「野球場のビール売り子(以下、売り子)」。

 

キラキラと笑顔全開の楽しい仕事!

歩合制で給料はよさそう!

だけど、背負っている樽は重そうだし、

野球に詳しくないとできなさそう。

そんなイメージはありませんか? 実際、売り子さんの仕事ぶりはどんな感じなのか、埼玉西武ライオンズの本拠地である西武プリンスドームの人気売り子さんに聞いてみました。(LINEバイトMagazine編集部調べ)

 

■球場は各ビールメーカー・個人の戦いの場

 今回、取材にご協力いただいたのは、アサヒ、サッポロ、キリン、サントリーの4社の売り子さん各社2人ずつ計8人です。

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写真左からアサヒ、サッポロ、キリン、サントリーの売り子さん

売り子さんは各ビール会社に所属。とはいえ、同じ会社の所属でも基本的には個人戦です。さぞバックヤードはバチバチの雰囲気なのかと思いきや、かなりリラックスしたムードで出迎えてくれました。皆さんお若いですが、実はバイト歴5年以上のベテランさんばかりだったのです。売り子さんは高校生から働くことができるので、長く続ける人も少なくないそうです。

 

■バイト歴5年は当たり前。続けられる理由は?

売り子をはじめたキッカケは、「先輩に誘われて」など、経験者からの誘いがほとんどでした。また、「野球好きだから」という人は意外と少なく、売り子をしているうちに覚えていき、好きになったという人が多いようです。

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彼女たちの戦場。内野席の三塁側(または一塁側)全体が担当

売り子のバイトを5年以上も続ける人が多い理由。話を聞いていくと、いくつか売り子さんたちに共通する理由がありました。

 

1.頑張った分だけ稼げる

球場やビール会社によっても制度が異なるそうですが、基本的には「基本給+歩合(+報奨金)」が売り子のバイト代になります。「今まで最高でいくら稼いだことがあるのか」と率直に聞いたところ、さすがにそれは答えられないようでした……。しかし、今回取材した売り子さんたちは、時給換算で平均的な売り子さんの倍以上稼ぐこともあるようでした。

また、1日に何杯売れたかどうかや、月のバイト代を記録していて、その金額をアップしていくことを一つのやりがいにしている売り子さんも多いようです。なかには、売り子歴10年という方もいて、「おかげさまで毎年少しずつ売上を上げていけています」とうれしそうに話してくれました。

どうすればビールをたくさん売れるのか、日々の頑張りが反映されるのは確かに楽しそうです。

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タンクには22杯分のビールが入っており約12〜13kg

 

2、コミュニケーション能力アップ

ビールを多く売るためにはコミュニケーション能力が不可欠です。手をあげて呼ぶお客さんがいれば笑顔で駆けつけます。ここで身につけた能力は、バイト以外でも役に立つことが多いようです。「普段でも目が合ったとき、自然なタイミングでニコっと笑えるようになった」「人の目を見て話せるようになった」「度胸がついた」など、たくさんのメリットがあったようです。

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お客さんに呼ばれたら、どんなに遠くても気付く


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そして笑顔で駆けつけます

 

3、お客さんとの交流が楽しい

「常連さんとの会話が楽しい」「私のことを覚えてくれていて、いつも頼んでくれる」「暑いときは熱中症対策に塩飴をくれたり、うちわであおいでくれたり、とにかくお客さんが優しい」

常連さんの存在は、売上にも関わることはもちろん、そのやり取り自体が「楽しい」という売り子さんは多いようです。会話内容も、野球のマニアックな話から世間話などさまざま。無理に野球を覚える必要はなく、売り子さんそれぞれのスタイルがあるようです。

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通路にしゃがみ・座りスタイルで話すことも

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お札は指に挟む(外側に高額紙幣、内側に千円札という人が多いそう)

 

■売り子は人気バイト?

5年以上の長期バイトもいるほど「ハマれば長く続けられるバイト」な売り子ですが、実際人気のアルバイトなのでしょうか?

入って数ケ月という新人売り子さんは「華やかで制服もかわいいから」という理由で始めたそうですが、各ビール会社の担当者からも、「最近は『売り子に憧れて』と言って入ってくる方が増えた」、「シフトに入る頻度や定着率はよくなってきています」との声も。

 

やはりおのののかさんパワーなのか、野球界が盛り上がっているのか、はたまた景気がよくなっているのか……。

 

実際売り子さんの中には、おのののかさんのように、「芸能人として活動している人や芸能事務所からスカウトされたという話は周りでは聞いたことがない」そうですが、「週刊誌に取材されたり写真を撮られるこは多少ある。」とのこと。やはり注目度は高いアルバイトのようです。

 

ビールの売り子は重くて大変そうなバイトという印象が強かったですが、本人たちはとても楽しみながら働いている様子でした。お客さんとの交流を通して学ぶコミュニケーション能力や、1杯でも多く売るための思考能力は、今後社会に出ても役立つスキルといえます。

 

努力した分だけ結果がついてくるバイトとして、若い高校生でも自然と根性が付きそうです。

皆さんも、長期で続けたくなるような自分に合ったバイトを見つけられるといいですね!
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取材協力:埼玉西武ライオンズ
 


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