「学習塾『東京個別指導学院』のアルバイト講師は就活に強い」との情報を聞きつけた「LINEバイト MAGAZINE 編集部」。同塾ではアルバイト講師を対象とした独自の就活支援セミナーを開催していて、参加者たちは着々と内定を決めているとか。マジすか?! 気になる就活サポートの中身を調査しました。





教えてくれたのは、この3人! 右から・・・
東京個別指導学院 第一事業部部長:神原真也さん
アルバイト講師:豊田さん(理工学部)/大手自動車メーカーに内定
アルバイト講師:酒井さん(法学部)/金融大手に内定
塾講師のスキルが役立つとは思いもよらなかった
東京個別 神原:東京個別指導学院では、独自の就活支援セミナーを年に5回程度、開催しています。その年の就活環境や傾向、面接など各種対策といったことを行うのですが、このなかで私たちが伝えているのは、アルバイト講師で得たスキルをいかに自分の強みとしてアピールするかということ。意外と思われるかもしれませんが、東京個別の講師アルバイトの仕事は多岐にわたるため、働くうちに社会人として求められるスキルが確実に身につくんです。これをアピールしない手はありません。
酒井:塾でアルバイトをしている友達は大勢いるし、正直言って、アルバイト経験がアピールポイントになるとはまったく考えていませんでした。ところがセミナーに参加して先輩の話を聞いたりするうちに、就活の場でアウトプットできることがたくさんあるということに気づいたんです。
東京個別 神原:他の塾と比べても、うちの講師は「コミュニケーション能力」が抜きんでています。というのも、生徒の学習意欲をかき立てるためにはただ「勉強しなさい」と言うだけではダメで、1人ひとりの学力や目的、性格などに合わせて多角的にアプロ―チすることが必要になるから。いわば講師陣の対人スキルを磨くことは塾にとっても至上命題です。担当講師制度というシステムもあって、講師たちは実践的なコミュニケーション能力を徹底して身につけます。
豊田:でも講師をやっている自分たちにはそうした自覚はほとんどありません。とくに僕自身、このアルバイトをするまでは人と接するのが苦手なほうだったから、コミュニケーション能力をアピールできるといわれて、目から鱗状態でした(笑)。
個別塾の講師は○○業界に強い!?

酒井:私は多い時で8人の生徒を担当していたのですが、1人ひとりに合わせて指導方法を綿密に変えていました。個別塾だから当然と思いきや、それもスキルのひとつだと言われて「あ、そうだったんだ」と。
塾ではいかに成功体験を積ませてあげるかが、成績アップの鍵となります。だから全員に「各教科10点アップ」のようにまったく同じ目標を立てるのではなく、生徒ごとに異なる目標を設定するんです。生徒は目標に向かって努力をして、そして達成できると自分に自信がついて、勉強をするのが楽しくなってきます。そうしたら、また私のほうで新たな目標を立てることで、着実に生徒がステップアップできるように導いていく。
こうしたアルバイト経験を踏まえて、第1志望の企業(金融大手)では「しっかり成果を出すことで生徒の信頼を得ることができた」ことなどをアピール。無事、内定をいただくことができました。
東京個別 神原:そういえばうちの講師たちの就職状況をみると、金融業界に強い傾向がありますね。信頼性や誠実性など、業界をまたいで求められるスキルが近いのかもしれません。
やってることは管理職! 企業にとって魅力的な力

―――一方で、豊田さんは6月に大手メーカーから内定の通知を受けたと聞いています。面接ではどんなことを伝えたのですか?
豊田:東京個別の講師は勉強を教える以外に、保護者対応や後輩講師育成をするなど幅広い業務をこなします。さらに僕は大学3年生の時にリーダー講師となり、教室の年間事業計画を作成することを任されました。生徒の成績を分析して教室の課題を洗い出し、原因を探り、対策を立てる。講師全体のレベルアップを図るために研修会を開いたりもしたんです。
――やっていることはほぼ管理職! それだけ仕事ができれば明日にでも就職できそうです。
豊田:ただ、僕は理系でメーカーを第1志望にしていました。「ものづくり」の業界でこの経験がどこまで武器となるかがわからなかった。そのとき就活支援セミナーに一学年上で同じく理系の先輩が登壇していて、相談にのってもらうことができたんです。アドバイスを受け、実際の面接では、仲間と一体となって目標達成に取り組んでいくことは、ものづくりの協働性に通じるとアピールすることができました。
東京個別 神原:就活支援セミナーは今年で8年目を迎えます。たとえ業界は異なっても、企業から求められる人材はベースの部分では変わらない。それをいかにうまくアピールして人事担当者に響かせるかが勝負のしどころ。アルバイト講師たちの夢がかなえられるよう、今後も効果的にサポートをしていきたいですね。
――最後に、アルバイトと学業を両立している大学生にアドバイスをお願いします。
酒井:アルバイトでの経験は、その時その人にしか得られないもの。就活の場でも「アルバイトなんて多くの人もやっている」と考えずに、自信をもって仕事で経験してきたことを伝えると自分らしさが出せると思います。
豊田:僕自身、もともとは東京個別の生徒だったんです。そこで働く先生に憧れて、塾講師のアルバイトをすることに。アルバイト探しではつい時給に目が行きがちですが、条件面だけでなく、自分を伸ばせるような仕事を選ぶと、成長の第一歩になるかもしれませんね。
東京個別のアルバイト講師は約4人に1人ほどしか*採用されない狭き門。もともと講師たちの潜在能力は高いうえ、さらにアルバイト経験で実務スキルも備わります。「就活支援セミナーはいわば最後のひと押し」とは神原さん。大学1年、2年生のみなさんは就活を見据えて講師アルバイトにチャレンジすると、いい経験となりそうです。
* 2015年1月~12月時点での採用実績
「東京個別指導学院」のアルバイトが就活に強い理由
・多様な生徒に勉強を教えることでコミュニケーション能力が磨かれていく
・勉強を教える以外にもさまざまな業務を担うため、いつのまにか仕事スキルも向上する
・独自の就活支援セミナーで、採用担当者に響くアルバイト講師のアピール方法を教えてもらえる